ギリギリセーフで学校についた。急いで体育館にむかった。
やっぱ、お高い高校だけあって、設備がすごい。何台クーラーあるのかしら?疑問ばかり浮かんで来る。そんなことを考えてると、代表生挨拶が始まった。
そのこが、出てきた瞬間、黄色い悲鳴が上がった。『キャーーーー!!』
あたしは、クーラーに気を取られてたため、そのこが、出てきたことに気づかないでいた。みんなより、遅れてその子を見た。
整った顔立ち、少し乱れた制服、いい感じに焼けた肌、アイドル並みイケメンなその人の名前は、高倉 優也。
わたしは、かっこいいと思っただけで、別に好きになるとかは、なかった。
わたしには、もう人を好きになることはないとその時は思っていたから。