「明日のいつ何処で?」
期待と不安で鼓動が早まる。
これは私のこれからの人生が決まることだ。
本当なら人間界のことは忘れなければならない。
嘘だったら……その場で人間界へ帰ろう。
「明日の正午、王宮で」
え?
王宮??
どうしてよりによって王宮なんだろうか?
なぜかは分からないが私は王宮が嫌いだ。
「どうして王宮なの?」
ティープは微笑んで言った。
「フェアリークイーンに会うからさ。」
フェアリークイーン……
私のことを知っているかもしれないひと。
頭の中で重く響く名前。
私の運命は−−−……
明日決まる
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