ラギールが一通り話し終えると、今度は二人の視線が私の方に向いた。 「それで、イアと連絡がとれるっていうのはどういうことだい?」 そうだった。 「さっきフロウが拾ってくれたつながり草、イアに二枚渡してあるの。」 見る見る明るくなっていくみんなの顔は、言った本人でさえ見間違うほどの満面の笑みだった。 こればあれば助けられる可能性が高くなる。 もし、もう一方のチームが失敗しても大丈夫かもしれない! .