悪魔の彼






「おおっと!」



慌てていた私は、勢い余って玄関の前にいた人とぶつかってしまった。



「すみません!大丈夫ですか?」



背が高い男の人だった。

私は相手をよく見ず深く頭を下げたため、それしか分からなかった。



あと白い羽だ。













………白い……羽?







私は深く下げていた頭を勢いよく上げた。




「!!」




そこにいたのは天使。


フロウだった。