「みんなお疲れー!!」
仮装大会が終わって、教室に戻ると同時に中心的女子が叫ぶ。
それに合わせてみんなもお疲れと声をあげ、ハイタッチしてみたり抱き合ってみたり。
「写真!!写真撮ろう!!」
1人の女子が頬を上気させながら言えば、誰も反対する人なんかいなくて、先生も引っ張ってきて写真を撮ることになった。
「はい、チーズ!!」
隣のクラスの先生がわざわざ来てくれて、あたしたちの仮装姿を納めてくれた。
「ちょ、先生、待って!!」
急に柏木くんが、自分のクラスへ戻ろうとする写真を撮ってくれた先生を呼び止める。
「杏ちゃん、こっち。」
満面の笑みの柏木くんに腕を取られてその先生の前へ連れて行かれる。
「オレらのこと、撮ってや。」
ニカッと笑えば、先生も納得したように頷いてカメラを構える。
「あっ・・・・。」
グイッと腕を引っ張られ、気づけば柏木くんに抱きすくめられる。
カシャ
まるでそれを待っていたかのようなタイミングで、シャッターが鳴った。

