っていうか、だいたいそもそも!!
先生のくせに、生徒にこんなことしたらどうなるかっ・・・。
頭の中ではいろいろと反論してみるけれど、言葉にすることはできなかった。
なぜなら、先生とあたしの距離がゼロになったから・・・・・・。
「・・んっ・・・・・・。」
チュ、とリップ音を響かせて、先生はあたしと距離を取った。
目を閉じるなんてことも忘れて、ただただ呆然としてしまった。
「ごちそうさま。これ、お礼ってことでいいよ。」
「なっ・・・!?」
しれっと何事もなかったかのような顔をしている先生とは対照的に、あたしの顔はだんだん赤くなっていくのがわかる。
「な、なにしてるか分かってるんですか!?仮にも教師なのに!!」
「・・・言ったろ。お前は・・・あんこは、俺の″特別″だから。」
「はぁ!?」
結構本気で怒ってるのに、先生の顔からは真剣味が感じられない。
ほんとまともな人じゃないんだって思った。
・・・手伝ってくれるって知ったときは、心底感謝したけど。
「じゃあね。俺の″special girl″」
さすが英語の先生なだけあって、とってもいい発音で言葉を残し、手をひらひらとふりながら教室を出て行ってしまった。

