ちょっと待っても何も言わない男子に、手を止めて視線だけ上げた。
「小川も帰ったことだし、俺らも帰るわ。」
「・・は!?」
「そうそう。小川キレると怖いのな。でも宮古なら許してくれるしょ?」
「え、ちょっ・・・。」
ニヤニヤとだらしなく笑った彼らは、じゃ、と一言残して帰ってしまった。
1人取り残されたあたしは、ポカンとしてしばらく突っ立っていた。
・・・・・・ちょっと待てええええい!!
そりゃ誰だって学祭の準備なんかめんどくさいだろうよ!!
あたしらみたいな地味系女子と一緒の係もいやだろうよ!!
だけど!!
だけどさ!!
怒ると怖いから珠樹の言うことには従うけど、あたしなら許してくれそうだって帰るの!?
意味わかんなすぎるよ!!
だいたいでっかい看板3枚も作らなきゃいけないのにまだ1枚も完成してないんだよ!?
学祭まで2週間ないよ!?
終わると思ってんの!?
絶対終わんないね!!
・・・ふっざけんなああああ!!

