これはどうやら全校生徒分らしい。
いや、それだけならまだなんとかなるだろう。
でも、チラッと先生たちの机を見てみると、所狭しと並べられた本たち。
新しい参考書などが届いたため、本棚の整理まで押しつけられたらしい。
この教室に置かれてある本棚はざっと見ても5つある。
それも、すべて最低4段はある。
しかも、本棚に入りきらずに段ボールに入れてあるものも含めれば、相当な数を入れ替えたりしなければならないようだ。
今後のことを思って、また大きくため息をついた。
・・・あたし、絶対教師にはならない。
心の中で強くそう誓う。
ちなみに、時刻は朝9時半。
8時半集合だと言われ、いつもの学校と変わらないじゃないかと嘆いた。
だけど、来ないなんて選択肢はあたしにはなかった。
休日まで先生に会えると思うと嬉しかったし、なによりバックレたりしたら後が怖かった。
普段より少しだけ早く起きれてしまったことも、歩く道のりが遠く感じたことも、あたしがどれだけ楽しみにしてたのかを物語ってた。
こんなに面倒くさい作業だけど、先生と一緒にいれるならいいやなんて考えてるあたり、もう末期かも知れない。

