それからも先生の言動に一々反応しては突っかかる柏木くん。
先生はそのたびにイライラを募らせている。
「・・ここは、この文法で解いた方がキレイにまとまんで?」
「あ、ほんとだ・・。」
終いには、先生の仕事まで横取りといった感じであたしに英語を教えてくれた。
本当は、柏木くんはとっても頭がいい。
学年の順位だって15番以内に必ずランクインしてるし。
数学にいたっては、1位キープ。
社会が若干苦手なおかげで、ベスト10入りできないんだと嘆いていたことがあった。
「・・・・。」
そんなあたしたちの様子を見ながら、先生はむすっとして黙り込んでしまった。
「春市せんせー、このプリント簡単すぎるんでもうちょいレベル上げてくださーい。」
なんて嫌味ったらしく言っては、また先生をイラつかせる。
「別に、お前のために用意したプリントじゃねぇんだよ。文句あんなら出てけ。」
「いや、でも補習受けたいっちゅー生徒のためにそれ相応のモン用意するんが先生やないんすかね?」
なんかもはや柏木くんはなにがしたいのかわからない。
しかも、間接的にあたしも攻撃されてる気がしてならないし。

