表裏一体。禁断乃恋。




すいません、と小さく謝って恐る恐る中へ進む。


「・・・あれ。」


「あ?」


研究室の中を何度見渡してみても、あたし以外の生徒は見当たらない。


「他いないんですか?・・・まさか、あたしだけとか言わないですよね?」


だって、この学年国語はできるけど英語はできないってあの禿げ散らかりが言ってたし。


「・・お前だけだ。」


「え!?」


「早く座れ。」


当然のように言われて、頭の中は軽くパニック。


な、なんであたし1人でこの人の補習受けなきゃなんないわけ!?


なんかいろいろあって最近顔合わせ難いのに。


なにより、あのプリントなにもやってないのに・・・!!


心の中でこの非情すぎる状況に反論しながらも、先生の眼力にやられておとなしく席に着く。


「・・・・・。なんであたしだけなんですか。」


ちょっと睨み合って、仕方なく質問する。


先生からなにかしら説明してくれたっていいじゃないか。


「今回の英語補習該当者は、テストの平均点が赤点に近いやつだけだから。」


と、軽蔑に近い視線を向けながら教えてくれた。


「ちなみにお前は35点だ。」


・・・。


黙って補習受けます、はい。