君との距離、一万光年

身長もそこそこ高い。
男の人…だよね…?

暗いから、シルエットしか見えないや…

でもこの先を行かないとコンビニも交番もない。

近くなってきた…
ああ、やっぱり男の人だ……


近づいてきたけど、大丈夫かな…
でも誰もこんな高校生興味ないか…

って、こっちに近づいてきたよーー!!

に、逃げないと!!!!



「…あのー「はいいいっ!!!」」


「「え………?」」

「あ、す、すみません!!」

「え、いや、あの、こちらこそすみません、この辺に鍵、落ちてなかったですか…?」

「!もしかしてこの鍵とかですか…?」

「あ!!これです!ありがとうございます。って、花ノ木だ…」