拾われ化け猫

それから、僕たちは一緒にたくさんの時間を過ごした。


トモくんが学校から帰ってくる時間になると、僕は玄関で待ち構えていた。


「ただいまぁ、レイルっ」


トモくんはドアを開けると、ランドセルも降ろさないで僕を抱き上げた。


『おかえり、トモくん』


トモくんのお母さんとおんなじように、トモくんにそう言いたかったけど、その変わりに僕は、ニャア、と鳴いてトモくんに答えた。