「はい。とゆうわけで、
めでたく俺のクラスになった君たち!
2年目やから知ってるとは思うが
早速恒例のあいさつをやってもらう!
名簿..ではおもしろくないやろから
今日は4月9日やから4×9で36番安田!」

はぁ!?な..何やと!?
とか思ってると前の席の奴が
「早よせぇよ安田!」
て。
名簿が1つ前のアイツが。

「真山うっさい」
『あはは..』
「「いや笑うとこちゃうから!」」
運悪くキレイにハモる私ら。
『ハモんな〜はは..』

新クラスでいきなり笑いとれた★
なんて言えるわけもなく
顔が真っ赤になるのがわかる。

「はいはい!」
パンパンと手を叩きながら場を静める溝口
「ほなとりあえず自己紹介から」
「えー‥と、安田知世子です。
あだなはチョコです。
バスケット部に入ってます。
1年間よろしくお願いします」

パラパラっと拍手が起こり、
私から後ろに進んで行く。
つまりシメは真山。

「真山康平です。趣味は写真やったらかっこいいかなと思ってます。」
『あはは...真山おもんないぞ〜!』
「すいませ〜ん」
『あはは..』
「ってまあこんな感じの子です。どうぞよろしく!」

この時の拍手が一番大きかったと思う。
やっぱり真山はすごい。
男子ってゆーのがあるかもやけど
それも含んでうらやましい。