「そっそうか!(照)」
「まっ真山はどやねん!(照)」
「…俺も嫌や」
「ッ…そう…」


気づいたら家とは違う方向に進んでた。着いたんはちょっと町を外れた河原。

自転車降りて砂利の上に並んで座る。


「単刀直入に言う。お前俺のこと好きやろ。」
「うぇぁ!?」
「図星やろ!」


ああそうか、やっとわかった。ずーっと一緒にいたんやもん。お互いのことは大体わかる。


「…あんたもやろ」
「…そや!」
真っ赤な顔をくしゃくしゃにして笑う真山

「よかったぁ〜」
「よかった。」

2人とも素直じゃないから顔見れへん

そしたら真山が急に立ち上がって
「チヨ好きやぁ〜!!」
て叫んだ。
振り返ってニッと笑う
「さむ!」
私も赤い顔で笑う
「さむいて何やコラ」
「はいはいスイマセン」
「素直になれんかなあ〜」
「うっ…じゃあ…コウちゃん好き」
小さく言う。
「可愛い!」
「ぎゃっ!?」

ギュッと抱きしめられる。
私も抱きしめ返す。
暖かいし、めっちゃ幸せ。
恥ずかしいけど嬉しい。


コウちゃん好き。