授業はあと15分。
だるい。早く終われ。
と考えていると、後ろからコロコロと何かが転がってきた。
ん?何だこれ…。
それは、百円ショップで売ってそうな消しゴムだった。
大きくハッキリと『千春』と書いてある。
チラッと後ろを振り向くと千春は消しゴムを見つめて少し焦った表情をしている。
この学校では授業中立つのは禁止なのだろうか…。
俺はスッと立ち上がる。
「達磨さん?どうしたんですか」
「いやぁ、消しゴムが落ちちゃって。拾っていいすか〜?」
「…はい、どうぞ」
先生から許可をもらい、消しゴムを拾い座る。
すると、周りの男子が、
「いつもなら授業終わってからって言うのにな…」
「転入生だから優しいんだろ…」
という小声の会話が行き交った。
やっぱり、授業中はダメなんだな。
厳しいな…。
俺は消しゴムを千春の席に置く。
すると千春は少〜し笑って「ありがとう」と口パクで言った。
それだけで心の中が満たされる。
相当重症だな、俺。
だるい。早く終われ。
と考えていると、後ろからコロコロと何かが転がってきた。
ん?何だこれ…。
それは、百円ショップで売ってそうな消しゴムだった。
大きくハッキリと『千春』と書いてある。
チラッと後ろを振り向くと千春は消しゴムを見つめて少し焦った表情をしている。
この学校では授業中立つのは禁止なのだろうか…。
俺はスッと立ち上がる。
「達磨さん?どうしたんですか」
「いやぁ、消しゴムが落ちちゃって。拾っていいすか〜?」
「…はい、どうぞ」
先生から許可をもらい、消しゴムを拾い座る。
すると、周りの男子が、
「いつもなら授業終わってからって言うのにな…」
「転入生だから優しいんだろ…」
という小声の会話が行き交った。
やっぱり、授業中はダメなんだな。
厳しいな…。
俺は消しゴムを千春の席に置く。
すると千春は少〜し笑って「ありがとう」と口パクで言った。
それだけで心の中が満たされる。
相当重症だな、俺。