「俺っ……千春の事好きなのに……っ!心配しねぇ訳ねぇだろっ?!」








この沈黙がやけに長く感じた。




言ってしまった。






嫌われてしまった。




いや、嫌われてたのはもともとか。







もう、一緒に居れないな。





分かってて告った。









「………ありがとう。でも…返事、今はできない」






千春は、素晴らしく冷静な返答をした。









何でそんなに落ち着けるんだよ。






俺が黙っていると足音が聞こえ、それがどんどん遠のいていった。





千春が帰ったのだろう。








千春。






千春、待てよ。








お前を、この腕の中に閉じ込めたい。





このまま帰したくない。








でも……。