「今日は休みの所を
わざわざありがとうね。
じゃぁ!
近くまで送るよ」
璃子と一緒に
コインパーキングに向かった。
バタン!
助手席のドアを締める音の後に
「じゃあ、また後でね」
と璃子が手を振って言う。
「うん、また後でね。
じゃあ、行って来ますね。」
運転席から、
手を振って答えた。
「お疲れ」
同僚に挨拶を済ませてから
璃子にメールを入れた。
「終わったよ。
今日は楽しかったです。
またランチしたいね。
ぢゃ!
また明日ね。」
直ぐに璃子から返信が来た。
「電話しても良い?」
しばらく気付かなかったので、
返信が15分ぐらいは遅れた。
「ゴメンね。
同僚と少し話してた。
今から大丈夫?」
急いでメールを入れた。
怒ったかな?
と思ったが、
直ぐに電話がかかって来た。
「もしもし。
お疲れ様です。
今日は、ランチに誘ってくれて、
ありがとうね。
今度はディナーに誘ってくださいね。
後、
キノコとか好き嫌いが多いから、
面倒臭いでしょ?」
電話の時は、
意外と声が小さい。
「もしもし
こちらこそ
楽しかったよ。
それなら嫌いな物は
俺が食べるから、
今度はディナーにも行こうね。
面倒臭いなんて思って無いよ。」
