「そう。しかも、裕太と同じ4組だ。」
「おっ、それはいいな。で、なんで呼び方戻った?」
「なんか違和感があって。」
「それでいい。じゃあ、俺が声かけてみるわ。」
「いや、慎重にしたほうがいいと思うよ?」
話に入ってきたのは隼人である。
「俺らが歌うのって洋楽でしょ?英語できないと。」
隼人の指摘は最もだった。
「…それもそうだな。あと、他のやつらも見とけよ?」
「了解了解。」
気がつくと、クラスの前に来ていた。
「じゃあ、健闘を祈る。」
「そっちこそ。」
裕太はそう笑って、4組に入っていった。
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