すると大学生たちは、おぉっと声を漏らした。
「すげーな、高2か。」
「懐かしいな~」
「俺ら大学1年からじゃん。」
「最近の子って進んでんのな。」
「遥さん、弟くんの名前は?」
大学生たちは一気にしゃべりだした。
裕太たちは何をすべきか、と立ち尽くしている。
「ああ、恵だよ。仲良くしてやって。ちなみに馬鹿っぽいのが裕太くんで、おとなしそうなのが隼人くんね。恵以外はギター馬鹿だからよろしく。」
その遥の発言に大学生は笑ったが、裕太は一歩踏み出した。
「遥さん!その紹介の仕方はひどいっす!」
だが、後ろで恵と隼人も笑っているのを見ると、今度はそっちに食ってかかった。

