「まあまあ裕太。事実上でこのコメントはほぼ意味ないからさ、諦めなよ。」
トドメの真昼は、ものすごい笑顔だった。
…が、まあ、ドキッとくるような類いではなく、さすがにイラッとくるようなものだったが。
「…お前らなぁ……」
裕太はため息をつくように呟いて、呆れた目を3人に向ける。
もちろん、向けた先にはニッコリと笑う奴しかいなかったが。
そして、ため息をついた。
「……もういいや…」
「よし、じゃあ決めよっか。」
恵が耐えきれずに吹き出したので、代わりに真昼がそう言った。
そして、4人は改めて紙を覗き込む。
「洋楽、邦楽、ボカロ曲……洋楽は知ってる人少ないと思うなぁ。」
隼人が洋楽を順に指して言った。
しかしそれは、この紙の中で一番多いジャンルである。

