4人で会話にならない会話をしていると、近くにいた女子達がこう言った。
「くれわさん合格?」
「おめでとー」
「次、期待してるよー」
「え、あっ、うん。ありがとー」
真昼が戸惑いながら微笑みを返す。
しかし、それを皮切りに、様々な人が祝福を言い出した。
しまいには、隣のクラスからも来ていたくらいだった。
「いやー、413はやっぱ通過なのかー」
周りが落ち着いてから、4人はいつもの席で弁当を開けた。
「そりゃまあ、迫力あったしねー」
裕太の言葉に真昼が返す。
「あれは予想してなかったしね、」
隼斗は弁当を頬張りながら言った。
「まあ、そうだけど……ひとまず、お疲れ様ってことで。」
恵が微笑んだ。
さすがにここまで来ると、恵がリーダーなんじゃないかと思い始める。

