そして、20分後。
「ったく、人遣い荒いんじゃねーの?」
「悪かったな」
「創くん!」
「よう、花菜!着替えと学校の道具持ってきたぞ」
「ありがとう」
「花菜の為だからな。ちなみに、着替えはあかねが詰めたから、足りないものはないと思うけど、何か足りないようだったら…ってその心配はないか」
「?」
「奏大、花菜を泣かせたらたたじゃおかないからな」
「…わかってる」
「まぁ、お前なら大丈夫だろうけど、一応念を押しとかねーとな」
「……シスコン」
「うるせー」
花菜は2人のやり取りを微笑みながら見ていた。
そして、ある疑問が頭を過った。