奏大のまさかの発言に、花菜は驚きを隠せないでいた。
ここでピアスホールを空けようとは、誰が想像しただろうか。
花菜は恐怖で奏大にしがみついた。
「大丈夫だ。チクっと最初だけ痛みがあるだけで、あとは平気だぞ?」
「うぅー…」
「大丈夫って言われても…怖いよ…」
「ほんの一瞬の痛みで終わる」
「っつ…で、でも…」
「なぁ、花菜」
「……わかった。で、でも、奏くんが空けてね?」
「あぁ、もちろん」
そう言うと奏大は、花菜の後ろに周り、後ろから抱きしめた。
そして、何を思ったのか、花菜の右耳を舐めた。
いきなりのことに、花菜は驚いて、変な声を上げてしまった。

