「……本来なら、入籍したんだから指輪を贈るんだろうけど、6月に式を挙げる時に指輪を渡すとなると指輪だけでも3つになっちゃうだろう?だから…」
「私、この指輪だけでも十分だよ?そんなに何個もあってももったいない!」
「お前ならそういうと思って……」
「…何?これ…」
奏大は、花菜に小さな正方形の形をした箱を差し出した。
話の流れからすれば、この箱の中身は指輪ではないことは明白だった。
何が入っているのか検討がつかず、花菜は困惑していた。
「開けてみろ」
「うん…」
花菜は奏大に促されるまま、箱を開けた。
すると中から……。

