sweet memory









「なぁ、花菜」

「うん?」

「これから何があろうと、俺が絶対花菜のことを守る。もう二度と花菜のことを悲しませることがないようにする」

「奏くん…」

「結婚してくれてありがとう」

「ううん。それは私の台詞だよ。本来なら、小さい子の言っていたことを守るなんてことはしないと思うの。記憶がなくなっていたとはいえ、昔も今も私は奏くんのことが大好き。だから、昔の約束を守って迎えに来てくれてありがとう」

「花菜…」







奏大は花菜のことを抱きしめた。
しばらくの間、2人は何も言葉を発しなかった。




どのくらいの時間がたったのだろうか。
時間にしたら5分もかからなかったのだろうが、沈黙が長いように感じ始めた頃、奏大が花菜と向き合い、話し始めた。