それから花菜達は、雨宮家で昼食を頂き、家に帰った。
「ただいま~」
「退院したばかりで疲れたか?」
「ううん、大丈夫。それにしても、創くんがついに結婚かぁ~…」
「あぁ…」
「奏くん知っていたの?」
「まぁな」
「だからあの時、驚いていなかったんだね」
「事前に創から今日、ご両親に言うことを聞いていたからな」
「そっか…」
花菜はリビングへ行くと、このまま迷わずソファーに座った。
奏大も花菜の隣に腰掛けた。
「なぁ、花菜。お前はいつ式を挙げたい?」
「えっ?」
「3月は創が式を挙げるから、生憎同じ月には挙げられないんだ。だが、それ以外なら仕事の調整がきくだろうから、花菜の希望を聞こうと思って」
「奏くん…」
「俺の我が儘で、入籍する日を決めちゃったから、式の日にちは花菜が決めて良い」
「……ねぇ、奏くん。昔のこと覚えてる?」
「ん?」
「私ね…小さい頃から、ジューンブライドに憧れていたの」
「…あぁ…そういえば、そんなことを言ってたな。……じゃぁ、来年の6月に式を挙げようか」
「うんっ!」
花菜は奏大に抱きついた。
そんな花菜を、奏大は微笑みながら抱き締めた。

