sweet memory







「まぁ、お袋もそんなに自分を追い詰めんなよ。花菜だって倒れただけであって、別に命に別状があったわけじゃないんなだからよ」

「でも…」

「それより、奏大。今日は例の件を話に来たんだろう?」

「…あぁ…」

「例の件とは何だね?」

「来週の土曜日のパーティーの事で…」

「あぁ。大樹から連絡を貰っている。そのパーティーで2人の婚約発表を一緒に行うんだろう?」

「はい…。報告が遅くなってしまい、申し訳ありません」

「創からも話を聞いているし、親として無責任なのかもしれないが、反対はしない。奏大くんが好きなようにしてくれれば良い」

「ありがとうございます」








温かい表情で花菜の両親は奏大のことを見ていた。
そんな2人に、奏大は頭を深々と下げた。








「それで、いつ籍を入れて、式を挙げるの?」

「籍を入れるのは花菜の誕生日に入れようと思っています」

「まぁ、じゃぁもうすぐじゃない」

「はい。…それで式については、まだ何も…」

「んまぁ!そうなの?」

「はい…」

「まぁ、母さん。いつ挙げるのかは2人に任せようじゃないか」

「…それもそうね」

「まだ日にちは決まっていませんが、式はちゃんと行う予定でいますので…」

「楽しみにしているわ」

「はい…」








奏大の言葉に、花菜の両親はとても嬉しそうだった。
話が一区切りした所で、創が口を開いた。