律と淳平は顔を見合わせると、律が話始めた。 「花菜は3才~6才までの一部の記憶がないんだ」 「えっ…律、それはどういうことだよ…」 「…言葉通りの意味だ。花菜はある人達と関わった記憶がすっぽり抜けているんだ。それが奏大くんやここにいる淳平くんの記憶ってわけだ…」 初めて聞かされる事実に、穂波や隼大は驚きを隠せないでいた。