そして放課後。 3人はショッピングセンターに来ていた。 あかねと穂波は、たくさん買うんだと意気込んでいた。 たった数時間であれもこれもというように、着実に買っていく2人。 そんな2人の様子に花菜は付いていけていなかった。 「あー…買いすぎた」 「そうね…。ちょっと欲張りすぎたかしら?」 「あれ?花菜はそれだけ?」 「あっ、うん…」 両手に抱えきれないくらいのショップバッグを持っている2人に対して、花菜が持っているのはごくわずか。 穂波は不思議そうな表情で花菜の事を見た。