次の日の朝。 花菜はいつも通り、奏大の携帯の着信で目が覚めた。 目を覚ますと、いつの間にか帰ってきていた奏大に抱き締められて寝ていた。 帰りが遅かっただろう奏大を起こさないように腕から抜け出そうと試みたが、花菜が動く度に奏大の腕の力が強まった。 そこで仕方がなく、奏大を起こすことにした。 「奏大さん、起きてください」 「……」 「奏大さん」 何度か奏大の名前を呼び、揺さぶってみたが、一向に起きる気配はなかった。