私の働いているカフェに来た人とは....




私が、会いたかった人.....







12年も待ち焦がれていた「翔」だった。




紛れもなく。






「翔....な..の!?」



「ゆり...ちゃん。だよね?」




すごく、大人っぽくなったな。背も高いし、スタイルいいし




でも、あれこの背格好見たことあるよーな。




「あっ!!もしかして、この前ぶつかった...?」



「うん。」



やっぱり...あの時急いでたから、気づかなかったんだ。



「ごめんね。遅くなって。会いにいくって言ったのに」



「え、覚えててくれたんだ。あの約束」



「忘れるわけないよ。ゆりちゃんとの約束だもん」



「でもこの前ぶつかった時、実を言うと
  
ゆりちゃんだって気づかなかったんだよね....」



「え。そうなの!?」