恋なんてしなきゃ良かった

「…別れよ?美原………」

「なんでそうなんの?」

「私は……別れたくない……

別れたくないけど!無理して付き合った

って嫌なことしかないもん!」

私は駆け出した。

美原から逃げるように。

泣いていた。

あぁ、神様は私のこと、凄く嫌ってる

んだな、と確信した。