「じゃあ沙奈は俺を選んでくれんの?」

「あったりまえじゃん!!

美原が私に……」

「嬉しい!!!」

美原は私を抱きしめた。

「ちょっ……美原…」

「だって嬉しんだもん!あとさ……

駿っていってくんない?」

「え…だって……ほら」

「え?」「う…後ろ…」

美原が後ろを見た。

そこにはこっちを見つめる女の人が

いた。

「……誰?」「あの……その…えっと」

「どぉーも!!沙奈の姉でぇーす」

「あぁ、沙奈のお姉さんね。…..………

…って…えぇぇぇぇ!?」

「姉の如月珠香(ともか)でーす!

結婚してまーす!!24でーす」

「……沙奈。年いくつ離れてるんだよ」

「…えっとー…7歳か…な」

「離れ過ぎだろ!!!」

「沙奈!彼氏?」