「私聞いたんだから!2年の始めに

沙奈が私と萌音の悪口言ってたこと!」

「え……」

「私、沙奈に本借りて無くしたこと

あったじゃん!あのときに沙奈の

クラスの子と私はかしても返さないって

言ってたじゃない!」

「……ってない…」

「嘘!!ちゃんと聞いてた!」

「……ってないよ…」

首を一生懸命横に降る。

「…私はあのとき…百合菜はそんな子

じゃないって…」

「….…嘘いうな!!そんなの…」

「…あなたがそこまで沙奈さんを

嫌う理由はなんですか?」

「は?」「だから、理由を聞いてるんです」

「私は別に沙奈を嫌ってなんか…」

「え?」

私な百合菜の言葉に驚く。