恋なんてしなきゃ良かった

「あらぁ!!駿が女の子連れてくる

なんて珍しい!!お名前は?」

「えっと…彩芽です。桜井彩芽(さくらいあやめ)…」

「よろしくね」「私は松永悠里(まつながゆうり)でーす!」

「はい、よろしく」

「私は……如月…沙奈です…」

「まあ!!あなたが如月さん!?」

美原のお母さんは大きな声を出して

私の手を握った。

「はい…いちおそうですけど…」

「駿がねぇーいつもあなたの話しを

するのよぉー!一回会ってみたくて!」

「え……」

驚いた表情をしていると…。

「…母さん、如月が怖がってんだろ。

それと、部屋でパーティーするけど

絶対入ってくんなよ…」

「はぁーい」

美原のお母さんは私の手を離した。

そして私のそばで「またお話しできると

いいわ」そういった。