追いかけようとしたとき、手首を

掴まれた。

「俺にしなよ…」ボソッとそういった。

「え…?」

グイッ 勢いよく引っ張られる。

「ん…やっ…」またキスされる。

「ん〜…はぁっ…」

「美原より大切にするから、俺を選んでよ」

「……優…試しに付き合ってみるだけ

なら…」「マジ!?やったー!」

そういって強く抱きしめる。

いいんだよ。これで美原と百合菜が

付き合っても苦しい思いしなくてすむ

んだ。

チクリと胸が傷む。

それからみんな部屋にいって寝た。