恋なんてしなきゃ良かった

「沙奈……ゴメンね…」

「い、いいって!大丈夫だよー」

「うん…」

みんなですぐそばにある海に行った。

観光客も多くて賑わっていた。

………でも私は泳ぐ気になれなくて…

浜辺に座ってみんなをみていた。

ぺちっ「つべたっ」「ははっ!はい。

ジュース」「ありがと。美原」

「どうした?さっきの部屋ぎめから

元気無いけど」

………なんで気づかれたのかな?

私、演技下手なのかなぁ…。

もう無理だよ…美原…。

目から大粒の涙がこぼれた。

「私……萌音とケンカしたの…。

萌音が好きな人を……わ…たし…が…」

「もういい。もういいから……」

そうやって美原は慰めてくれた、