恋なんてしなきゃ良かった

「ついたぁぁー!キレー」

「すごっ!海が…おーい優も泰斗も

見てみろよー!」「百合菜もー!」

ついてすぐに私達ははしゃいだ。

とりあえず別荘に荷物をおいて部屋ぎめ

をしていた。

「じゃあ……くじ引きをしまーす!」

「えー?なんで?」「この箱の中に

Aが二つ。Bが二つ。Cが一つランダム

に入ってまーす!!男女関係ないので

一緒の部屋になることも……」

「「「「え、えぇぇぇぇぇ!!」」」」

これは私が考えた企画だ。

みんなが少しでも楽しめるように。

「じゃあ!!みんな引いてーあ、まだ

中身みちゃだめだよー?」

「私からー」そう言って百合菜が

引いた。みんな続々と引いて行って

私は余り物。「私はこれね…

みんな中身見てみてー」「あ、俺B」

「俺Cだわ」「俺A」

泰斗がC優がBそして……美原がAだ。

「えっと…私はA…だ…」「私B〜」

どっちが美原と一緒の部屋だったかと

言うと……私が…..…Bだった。

「じゃあ部屋は決まったね!!

あ…襲ったりしても大丈夫だからー」

「ちょっ…沙奈…」「じゃ、海行こっ」

ちょっとだけ我慢した。こういうとき

少女漫画やドラマでは私が美原の部屋

なんだろうな。でも現実は違うんだ。

受け止めなきゃいけないんだ。