電車に乗っている間もメールが来ていた。 私が返すのは当たり障りのない、 今日はありがとうございましたというメール。 向こうは、モーションをかけてくるメール。 それを見ても私の心は何とも思わなかったどころか、 なんとかして諦めてもらわなきゃという一心。 でも、気まずくはなりたくなかった。 恋人とは思えないにしろ、 大好きな先輩ではあったから。