それから、ひとしきり私が考えてきた提案をして、資料を渡して終わった。 挨拶をして愛ちゃんと2人で部屋を出て帰ろうとしていたら、 「結衣ちゃん!」 と言って レオくんがわざわざ角を曲がって追いかけてきた。 私は愛ちゃんに 「先に行ってて」 と言って振り返ってレオくんと向き合った。