「蘭、こっちむけよ。」



耳元で囁かれ
心臓が跳び跳ねる。



…?

そういえば、
なんで私の名前知ってるの…?


「ねぇ、なんで私の名前知ってるの?」


「ふっ。なんでだろうな?」


え…。
なんか怖いんですけど…。


まさか、ストーカー?


まじでヤバい奴?


「お前、今
 俺のことヤバい奴とか思っただろ。」


「なんでわかったの!?」


「ん?顔に出てるから。」


そう言われ、私はものスゴい速さで
両手で顔を覆った。



「なんで隠すんだよ。
 俺はお前の顔が見てぇーのに。」


こんな言葉、
普通の人なら恥ずかしくて
言えないだろう。


てか、普通の人が言ったら引く。


それなのに、尽だと妙に合っている。



これで何人の女を落としたのか…。