ガシャンッ

部屋のたった一つの窓が割れ、黒い燕尾服の男が入って来た

「ちょと遅かったみたいだね。お迎えに上がりました」

「たく、遅えよ」

ローズの執事、零だ

「執事か?」
「ハハッ、1人で来るとはいい度胸だな」

男達は執事など相手にならないと言わんばかりな態度だ

「フン、私の執事を馬鹿にするによ」

零はニヤリと笑うとシュッと消えた

「舐められちゃ困るよ」