今日も忘れることなく
病院へ行く。

余命の話は
話さないことにしよう。


「龍〜♡
元気にしてた〜??」

私は
龍の唇に久しぶりにキスをする。

龍がキス仕返す。
龍の舌が口の中に入る。


その時、看護師さんがきて
「中田さーん
血液測りますよ‥‥」

あぁ‥‥

看護師さんきちゃった‥‥

私の舌が龍に吸われていて
唇がすぐ離れなかった。


「あぁ‥‥
すみません、
どうぞ、
血液検査やってください!」

赤らめた顔で私は言った

キャーッ///

恥ずかしい///

そういえば
私達、人にキスを
見られたことがないな‥‥

そういえば‥

あのプロポーズの答え出してないな‥‥

施設長にも
きちんとオッケーもらったし、
あとは龍の両親かな‥‥

血液検査が終わって聞いてみた。

「ねぇ、龍、
結婚の事なんだけど、
あたし、結婚してもいいよ。」

「えっマジで!?いいの!?
ありがと。
やっぱ好きだわー。
るるかのこと。」

「でも早すぎるよね‥
出会って一ヶ月で結婚なんて‥‥」

「いやか?」

え?

嫌なわけないじゃん!!

「嫌じゃないよ」

「じゃあ式いつにする?
俺が生きてる時にやりたいだろ?」

「う‥うん!!
ねぇ龍、」

「なんで‥
なんでそんなに
式とかするお金持ってるの?」

「うーん‥‥
俺の親父、会社の社長なんだよねー。」

「え‥そうなの⁉
知らなかった‥‥」

「だから金ある。
式も挙げられる。」

「ドレス‥‥
選らんどけよ‥‥」

「うんっ!」

私は帰りにドレスの雑誌を買って
どのドレスがいいか見ながら帰った。

「にょほほ‥‥」

気持ち悪い笑みを浮かべて帰った。