五月も終わりになっていた。

龍のいない学校で龍の事を考えていた。

龍‥
元気かな‥

青木の話は
頭に入らなかった。


休み時間になると
みんなが私に龍の事を聞かれる。

話したいけど
龍が
「言うな」
というので
全員

完全無視。

休み時間は窓の外を眺めて過ごす。




ここで初めて龍をみた。

はしって

あの屋上で会って
告られて付き合い始めた

最初はすぐ別れよう

と思っていたのに
龍に惹かれていっている私がいた。