手術室のランプが消えた。


それと共に龍が運び出された。


私は医者に問い詰めた。

「龍は‥
龍は大丈夫なんですか⁈」

医者は
「手術は成功しました‥‥
ですが‥‥
意識がいつ戻るかはわかりません。」

私はその言葉に頭が真っ白になった。

「意識がいつ戻るかはわかりません。」
意識が戻らなかったらどうしよう。

もうあの人に
名前を呼ばれなかったらどうしよう。

私の心は不安でいっぱいだった