隣で寝ていた龍の口が開いた。

「るるか‥‥
ありがとう‥‥」


私はその言葉に泣いてしまった。

あと少ない命の時間の体を
私に捧げてくれてありがとう‥‥

私は溢れ出てくる涙を抑えきれなかった