天ノ川を渡る

担任。

私たちと一緒に入ってきた
青井 智子。(あおき ともこ)

女の先生だ。

キリッとしたメガネに
緊張している口調。

新米だろう。

私は青井の話をそっちのけにして
窓の外を眺めていた。

‥‥意外と景色が綺麗だ。

窓から見える範囲は
運動場と向かい側の校舎の屋上まで見える。


‥‥屋上に誰かいる。

柵をのぼった。

‥‥まさか飛び降り自殺?!

私は立ち、そのまま教室を飛びたし、
まだ慣れていない学校の屋上に向かった。

屋上に向かうと、
もうその人はいなかった。

恐る恐る校舎の下をみたけれど、
誰もいなかった。

‥‥さっき人はどこへ行ったのだろう。

顔まではっきりとみえていない人のことが気になってしょうがなかった。