一通りの説明を終え、まことは直人に聞いた。
「いかがいたしましょう?デザイナーの指名にされますか?」
せっかく一生に一度であろうエンゲージリングのオーダー(直人は2回目かもしれないけど)ともなれば、デザイナーに回ることが多い。直人もきっとそうするだろうと思いながらまことは言葉を続けた。
「それでしたら、各デザイナーのこれまでの作品フォルダをお持ち致しますが…」
『いや、せっかくなので卯月さんにお願いしてもいいですか?』
まるで、付き合ってる頃に見たような優しい笑顔で直人は答えた。
「…えっ?か、かしこまりました。では、これから、よろしくお願いいたします。」
これからリングが出来上がるまで、あと何回直人と顔を合わさないといけないんだろう、と思いながら、まことは一礼した。
「いかがいたしましょう?デザイナーの指名にされますか?」
せっかく一生に一度であろうエンゲージリングのオーダー(直人は2回目かもしれないけど)ともなれば、デザイナーに回ることが多い。直人もきっとそうするだろうと思いながらまことは言葉を続けた。
「それでしたら、各デザイナーのこれまでの作品フォルダをお持ち致しますが…」
『いや、せっかくなので卯月さんにお願いしてもいいですか?』
まるで、付き合ってる頃に見たような優しい笑顔で直人は答えた。
「…えっ?か、かしこまりました。では、これから、よろしくお願いいたします。」
これからリングが出来上がるまで、あと何回直人と顔を合わさないといけないんだろう、と思いながら、まことは一礼した。
