もちろん、それが1度きりで捨てられるというわけもなく、それからほどなくしてまことの家に直人が通うようになり、ふたりの関係はより深いものとなっていった。
直人の仕事は【業界用語】のようなものがたくさんあって、まことには直人がなにをしてるのか、はっきりわからなかったけど、仕事熱心なことはわかった。まだ学生のまことにとって、直人は尊敬する男性となっていった。
仕事が忙しい直人は、2週間に1度のペースでまことの家にきていた。
学生のまことと、社会人の直人では生活サイクルが違っていて、デートのようなことができるのは月に1度あるかないかだったが、淡白な性格のまことはそれで充分満足していた。
仕事で会えない日が続くことも少なくなかったが、誕生日やクリスマスなどのイベントには、日にちが少しずれてしまっても必ず花束と一緒にまこと好みのアクセサリーをプレゼントしてくれていた。
些細な喧嘩もあったが、すぐに直人がまことのご機嫌をとってくれて、大きな問題にはならなかった。
ふたりは穏やかな日々を過ごしていた。
まことは、幸せを感じていたのだ。
直人の仕事は【業界用語】のようなものがたくさんあって、まことには直人がなにをしてるのか、はっきりわからなかったけど、仕事熱心なことはわかった。まだ学生のまことにとって、直人は尊敬する男性となっていった。
仕事が忙しい直人は、2週間に1度のペースでまことの家にきていた。
学生のまことと、社会人の直人では生活サイクルが違っていて、デートのようなことができるのは月に1度あるかないかだったが、淡白な性格のまことはそれで充分満足していた。
仕事で会えない日が続くことも少なくなかったが、誕生日やクリスマスなどのイベントには、日にちが少しずれてしまっても必ず花束と一緒にまこと好みのアクセサリーをプレゼントしてくれていた。
些細な喧嘩もあったが、すぐに直人がまことのご機嫌をとってくれて、大きな問題にはならなかった。
ふたりは穏やかな日々を過ごしていた。
まことは、幸せを感じていたのだ。
