☆ひよりside ☆


「ひより後ろ危ないっ!!」
「へ?」

ドンッ

「「うわっ!!」」



・・・痛ったぁ!なんなのよー!もう!!
と心の中で叫んでいると、

ズキッ

ふいに走った足首の痛み。
思わず顔をゆがめた。

ひねったのかな・・・。
ってそれより、

「誰?!ぶつかってきたの!!」


「痛ってぇなぁ・・・」

あたしの向かい側に しりもちついている男の人は、そう言いながら立った。
そして、あたしの方を向いて口を開く。


「ん?お前、んな所に座って何してんだ?」

・・・はい?

「いやいやいやいや何してんだってあんたが押したんでしょ?!」

「は?そんな所にいるのが悪りぃんだよ」

コイツぅぅぅぅ!
謝りもしないで人のせい?!
ムカつくぅぅぅぅぅ!


「あんたのせいでしょ?!」

「悪りぃ悪りぃ!お前ちっこくて見えなかったわー」

「なっ・・・」

人が気にしてる事をよくも・・・!
こんの最低男がっ!!


コホンッ

なんだ?咳払い?
聞こえた方に顔を向けると、教卓に先生が・・・。

「入学式直後から何してんだお前らは!早く座れ!」

そういえば入学式だったんだ!!
初日からハズッ////し、視線が・・・(泣)

「大輝、とりあえず座れ座れ」

最低男の友達らしき人物がそう言い、それを聞いた他の人達も座りはじめた。

大輝って最低男の事だよね?ってあたしも座らなきゃ!

そう思い、立とうとした瞬間・・・。

ズキッ

「痛っ!」

さっき痛いって思ったの気のせいじゃなかったのか・・・!なんか悪化してるような・・・。

どうしよ(汗)とりあえず、立たなきゃ。

あたしは痛みをおさえて足をついた。

よし!立てた!

って思えたのもつかの間。

「きゃっ」

やばいっバランスくずしたっ(汗)
た、倒れるぅぅぅぅ(泣)


入学式直後からどうしてこんな災難?!


へ、ヘルプミー!!